肉眼の20倍〜30に拡大した「精密治療」
根管治療はいわゆる歯の神経の治療で、神経を除去する抜髄処置と、根管治療を行った歯の再治療である感染根管治療の2種類があり、再治療になるほど治癒率も低下してしまいます。
西千葉アマリリス歯科のこだわりに再治療を無くす、精密な治療を行う。という信念があります。 歯科の治療は細かい作業の連続で口の中には肉眼では確認しきれない数多くの情報が隠されています。特に歯の神経をとる根管治療において歯の中(特に神経の管の中)は肉眼では見えないので「知識と経験と勘」により治療せざるを得ないところがありました。
医療先進国であるアメリカと比べると日本における根管治療の再発率は数倍高いというデータがあります。この違いはマイクロスコープの使用と無菌的処置にあります。
マイクロスコープを用いた治療は保険外であることがほとんどですが、
当院では保険治療の根管治療にも積極的にマイクロスコープとラバーダムを使用しています。短期間での治療や保険診療では使用できない薬剤の使用は保険外の扱いになります。
歯科マイクロスコープとは?
歯科マイクロスコープは歯科用顕微鏡であり、肉眼より約20〜30倍の視野を確保できます。
人の口の中はとても暗くて狭く、とても小さな組織で構成されています。そのため、肉眼での治療には限界があり、高精度を維持した治療はできません。
そのような時にマイクロスコープがあれば、患部を拡大することができますので様々な状態を確認できます。
歯面のヒビ、歯の色の変化、また歯の形状などをしっかり把握できます。歯科マイクロスコープは、歯科医療の中で注目されている精密機器です。
実際の歯科マイクロスコープで見た様子
医療用の顕微鏡で肉眼の20倍程度まで拡大することができ精密治療に使われます。 患部を極力小さく削ることができ歯の保存に貢献します。独自の光源を持ち暗い歯の内部まで「見る」ことが可能になります。
患部を発見しやすく的確な診断に役立ちます。特に根管治療では歯根にクラック(ひび)が入ってしまうと抜歯の対象となるため再発する病巣の診断を的確に行えます。
細部まで見ることができ的確な診断、精密な治療が行えることは再発率を少なくします。
「歯を削る」を最小限に
マイクロスコープを用いて治療を行うと、正常な組織と虫歯組織との境目が分かりやすくなりますので、削る部分を最小限に抑えることができます。
「歯を抜く」を最小限に
根管治療ではマイクロスコープ精密治療の効果が発揮されます。マイクロスコープ治療によって根管治療の精度が増すことで抜歯や再発リスクを軽減できます。
詳しい精密根管治療についてはこちらから
歯科マイクロスコープを使用するメリット
- 歯を削る量を最小限にできます
- それにより、自然歯を長い間維持することができ、抜歯予防になります
- 歯の形を適合段階で、0.1ミリ単位(マイクロ単位)で調整できます
- 着色、グラデーションなどを正確に把握できます
- 詰め物、被せ物の適合性、長持ち度が増え、適合力も向上されます
- 小さな虫歯(その他の病巣など)を発見しやすくなります
- 歯と歯茎の間をしっかりチェックできます