皆さんはどのような時に歯科医院へ行かれますか?
虫歯で歯が痛い、歯周病で歯茎が腫れる、昔に治療した詰め物が取れた。
そういった事がきっかけで久しぶりに歯科医院に行かれた経験がおありではないでしょうか?
実は、「歯が痛くなったら歯科医院に行こう」では遅すぎます。
虫歯や歯周病は、気がつかないうちに少しずつ進行しているので症状に気づいて歯科医院に行ったときには、すでに進行していることが多いのです。
つまり、歯科医院には「痛くなってから、あわてて駆け込む」より、「予防をする為に通う」事の方がお口のトラブルを起こさないためには重要なのです。
1.痛くなる前に予防を
お口の健康を保つためには、虫歯や歯周病を治療するのはもちろんですが、予防することが大切です。
歯科医療先進国であるスウェーデンやアメリカでの定期健診の受診率をご存知ですか?
スウェーデンではほとんどの人が定期的に歯科医院で予防処置をしているのに対して日本では定期的に予防処置をしている人はこんなにも少ないのです。
また、定期的に予防処置を受けることによって80歳時までに失う歯の本数は激減します。
「虫歯で困ったことがないから歯医者にあまり行かない」という人がいますが、歯を失う原因は虫歯だけではなく歯周病の方が多いので、虫歯がない人でも定期的に予防処置を行う事が大切です。
2.痛くなる前に通うことがポイント
歯が痛い、歯茎が腫れて歯がぐらぐらする。実はそういった症状が強い時に治療をしなければいけない場合、治療が大変になります。
急性症状が出ている時は麻酔が効きにくく、治療後の痛みが出やすいのです。
歯医者は痛くなる前にいらしてください。
痛みに耐え歯を削って治したと思ったら、しばらくして再発し、また歯科医院に行く。このようなサイクルを繰り返していると再発する度に歯を削り、歯の寿命は短くなるばかりです。
治療が終わってからもきちんと定期的に予防処置をしましょう。
「治療した歯」「健康な歯」が虫歯や歯周病にならないようにメンテナンスが必要です。